Gizmodo Japan(記事リンク) 風力発電タービンを、強大な円筒形バルーンで包んで、上空300メートルの強風で発電しようというのが、今回のアイデアみたい。実際に、アメリカのAltaeros Energies社が、そんな研究してるみたい。
日本でも使えるかどうかだよねぇ。
風力発電は、根本的な問題があるからねぇ。
一番最初に上げられる問題は、風力は安定しないという問題。上空で発電することで、強い風を受けることが用意になるみたいだけど、風力発電は強すぎる風も問題だったりするんだよね。風力発電タービンに丁度良い風力を得ることが、はたして日本は適してるのか?
一定した風が得られそうな土地は、どこかな? 豪雪地域は冬場の問題があるだろうし。でも南部は台風の問題があるだろうし。風の強さに合わせて上げ下げするのが一番?
そうなると次に問題になるのは、発電出力の不安定性。上げ下げする以上、発電電力が一定しないので、確実に主力には出来ないってこと。今日は風が強いので発電できないので停電ですなんて、ありえないよね。
次に問題になると、その出力の弱さ。風車のサイズに対する発電力って、火力や原子力に比べると低いので、どうしても数を束ねて発電力を高めるしかないみたい。風車を大量に建てるのも土地の問題あるけど、風船を大量に上げるのも上げ下げの手間を考えると、実用的とは言えないよねぇ。
この発想で実用性を出す方法は、直径1メートルぐらいの風量発電風車を、ビル風が吹く都心や、電車の通過圧力で突風が発生するトンネルや、ありとあらゆる風が通り抜けるところに設置しっ放しにして、膨大な数で一定した電力を得るという手法かも?
まあ、数が多くなれば多くなるほどメンテの問題が出てくるから、耐久性の問題はありそうだけど。