Seesaaネタがないことが多いSeesaa日記の日が来ました。
ちなみに今回もネタなし。というわけで、今回は別のネタ。
週末になると首相官邸前で繰り広げられる原発停止を求めるデモ。どんどん人が増えてるみたいだよねぇ。
特に今回は大飯原発の再稼動のことがって、ますますヒートアップしてる感じ。
ただ、停止できるのなら停止して欲しいけど、実際問題として、停止して電力は大丈夫なのだろうか? 国も電力会社も、余剰があるのを隠してるなんて言う人がいるけど、そもそもその余剰って何を刺してるんだろ?
電力を考える時、4段階で考える必要があると思うんだよね。
1段階目は、明らかに電力が足りない状態。ピーク時を考えると、毎日のように電力不足が明らかな状態。こうなってると、通常の生活も不可能になるわけで、そうなると警察や消防や病院もどうなるか分からない状態になるだろうし、浄水設備、下水設備、通信設備、信号設備も、停止なんてこともありえるだろうから、ここまでなってると原発再稼動反対は、無理を言っているようなものだよね。
2段階目は、もしかしたら電力不足になるかもしれないというギリギリの状態。電力会社は、万が一に備えて揚水式ダムを残していて、電力不足になって停電しそうになったら一気に水を放水して発電するみたいだけど、もしこれを普段の発電に組み込んでいないことを余剰を隠してるなんて言い出すと、万が一がなくなって大規模停電が起こる可能性がアップするみたい。それでも余剰も入れて電力量を出せと言うのが、正しい判断なのかなぁ。
3段階目は、輪番停電が必要になるかもしれないけど、ギリギリで何とかなりそうな状態。ただ、これって必要最低限を維持してるだけであって、経済発展の余地なしとも言えるよね。経済発展なしの電力供給能力って、国として良いわけないよね。これから消費税も上がる分、経済発展しないと、給料は減るは出費は増えるはで、国民生活が困窮するのは明らかじゃないかなぁ。このあいだのニュースでも、1年で年間12万円近く収入が減ってるという統計が出ていたみたいだし。
4段階目は、電力が十分にあり、安い電力を提供し、経済発展に注ぎ込むことができる状態。電力が潤沢だから、新しい機器を動かすことも出来るし、新しい機器が商品を生産することも出来て、しかも電気が安いから安い商品が作れるという状態。こういう状態が一番良いけど、今の科学技術では、未来に放射性物質という負債を残すしか安い電力は作れないのも事実。一昨年までは、この状態ではあったんだけどね。
原発反対の人は、どこまでを考えて反対してるんだろ。感情的に反対してるのかな? それとも冷静に考えた末に、反対してるのかな?
一番良いのは、原発でつなぎの電力をまかないつつ、次世代発電を増やしていくことのはず。いきなり原発停止で次世代発電は、明らかに無理があると思うし。
反対の声を上げて、次世代発電所建設の後押しする必要があるので、デモも意味があるんだろうけど、きっと同じ意識でデモしてないと思うんだよね。だから、すごくデモを見てて違和感もあって、なんだかなぁって思うことも。
難しいね。