西日本新聞(記事リンク) Googleのストリートビューで下着が映りこんでいたということで、プライバシー侵害を訴えていた女性が敗訴。理由は、ベランダにあるものが具体的に判断できないから。
これって本人には納得できないだろうなぁ。だって認識や判断って、脳の中で作られている幻想みたいな閾値があるからねぇ。
例えば、目の前にリンゴがあったとして、リンゴを知る人がそれを見ればリンゴと分かるよね。では、リンゴであることを知らない人が、目の前にあるリンゴを見て、なんと思うのか? それと同じで、訴えた女性は、そこに下着があることが分かってるから、写真を見て下着が写り込んでいると判断できるけど、その場所に下着があることを知らない人が見たら、軒先の白いシミにしか判断できないことってあるはず。
さらに例え下着だろうと予想は出来ても、具体的にどんな下着なのかは想像はできないという場合もあるよね。軒先の白いものなら下着だろうけど、パンツなのか、シャツなのか、ブラなのかは分からないということ。でも、干してる本人であれば、見慣れたものだから、他の人が認識できない要素を認識して、これはパンツだブラだシャツだと判断できてしまって、写ってるだろと思ってしまうこともあるよね。
特にストリートビューのように、アングルによっては引き伸ばされていたりして、遠くは認識しづらいこと多々あるから、今回のケースは、まさにそんな状態だったのかも? ただ、そこには判断と認識の差があるギリギリのところだったりすると、訴えた女性は認識できないことはないと、言いたいだろうなぁ。