2009年11月12日

国民一人当たりの国の借金は存在しない

PJnews(記事リンク)

 先日、国の借金が864兆5,226億円となり、一人当たり約678万円なんて話があったけど、このリンク先を読むと、確かに借金を見るなら資産も見ろというのは当然か。そうやって見ていくと、実は国の借金は大したことがないとか。

 本当だろうか。このリンク先の説明だと、一人当たり黒字にさえなるとのこと。さて、借金になるというのも、黒字になるというのも、果たしてどちらが正しいのだろう。

 PJnewsが言うには、国の借金の93%は国内保有だから、借金=国民が持つ資産でもあるという話。果たして、本当にそう考えて良いのだろうか? 国が破綻したら、国債は紙切れになるのにである。そして破綻しなくても、破綻しそうになったときに、債務不履行の強権発動があったら、やはり額面通りにはならなくなるだろうから、目減りした分は赤字を抱え込むのと同じでは?

 また、国は金融資産を持っているという話も出てくるけど、金融資産は売却して始めて意味があるのであって、持っているだけならないも同じ。そして問題ないのは、国が金融資産を売るなんて動きをした途端に、市場が混乱するということ。だって、約475兆円だよ? どこからキャッシュを持ってくる? 結局は現金化できないので、赤字を埋めることが出来ないという落ち。

 するとどうなるか? 借金はやはり借金として国は持ち続けるしかなく、国債を買い取って国民に利益を還元することも出来ないという現状と同じに。で、利益を還元されることない国債を、資産だという理由で持ち続けることを強いられるのでは?

 そして国が借金している以上、借金には利子がつくもの。利子にまた利子がつくので、返済しない限り借金は膨れる一方。そしていつか、利子だけで歳入という収入を越えるときが、そのうち来るんじゃ?

 それでも資産と言い続けて、大丈夫と言えるのだろうか? ホントに大丈夫なら、赤字を減らそうなんて民主党もしないんじゃないのかな。
posted by 久遠 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治/外交
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