最近、社員に発明対価の支払いを命じる判決が、増え始めたよねぇ。技術者の地位向上という点でも、良いことかも。
最高裁が決定した金額は、2人に計約5,600万円。もともとは計4億円を求めていたので、1/8ぐらいには減額はされているみたい。
まあ、ブラザー工業にいなければ、アイデアは出ても製品化することが出来なかったり、広報ができず広がらなかったり、製造や流通の問題で多く販売できなかったりして、今ほど売れたかという問題があるので、5,600万円も妥当でしょという判決ということだろうねぇ。
これを見て不服と思う技術者は、同様に売れそうな商品を思いついた時には、独立して起業して、自社で商品を開発し、販売すれば良いわけで、選択肢はあるので頑張れということなのかも。
一方で企業も、技術者の発明にはしっかり対価を払いましょうという意識が浸透していけば、ちょうど良いところで落ち着くんじゃないかなぁ。