2012年01月04日

バイオリン名器の音色、現代モノと大差なし?

YOMIURI ONLINE(記事リンク)

 ホントに大差ないのかな? 機械的に分析すれば、大差はあると思うんだけどねぇ。

 今回の比較は、高い物が良いという人の感性が働いているから、耳に心地よいのが名器とは限らないって話であって、大差がないという話じゃないよねぇ。

 読売新聞のタイトルの付け方がまちがってるのかも。

 例えば、漫画もやしもんの中で触れられていたワインのコンテストのことだけど、フランスの名産ワインよりアメリカのカリフォルニアワインが優勝したことがあるんだとか。当然、銘柄や産地を伏せてのブラインドテイストでね。

 ワインは当たり年とかあるので、コンテスト年のフランス産ワインがハズレだったという可能性もあるだろうけど、2度やって2度ともフランスは負けているみたい。まさに高いワインが美味いわけではないという話だよね。

 あとコーヒーのブラインドテイストでも、安いマクドナルドのコーヒーが、5社だったか何社かのコーヒーチェーンの中で1位になったという話もあるんだよね。で、高いスターバックスのコーヒーが最下位だったんだけど、値段だけ分かるようにしたときは、スターバックスのコーヒーの順位が上がったという結果。

 人は高いものを良いものと錯覚する傾向があるという、良い証拠なのかも。

 なので今回のバイオリンの話でも、名器は素晴らしいと錯覚しているところがあるだけで、耳に心地よいとは限らないって話であり、音質的に同質という話ではないはず。

 でも、笑っちゃうね。耳に心地よいわけではない楽器の音に感動してたって。
posted by 久遠 at 21:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽/芸能
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。