ジンバブエで、こんな事件が発生してるとは、ちょっとビックリ。しかも最近の事件ではなく、地元の新聞が最初に報じたのは2009年の10月。
2年半ぐらい前から度々起こってる事件みたい。
その背景として考えられてるのは、宗教儀式の素材として精子が取引されているという話。なんでも精子の持ち主は不運に襲われるんだとか。ということは、必然的に望んで提供する男は減るだろうから、需要より供給が不足するため取引価格が高騰して、今回のような事件が起こるってことなんだろうなぁ。
でも、その大本の原因は、経済問題だと思うんだよね。だってジンバブエって、数年前にスーパーインフレを起こして1億ジンバブエドル札が発行されたりしてたし、今ではジンバブエドルは紙くずになってるようだしねぇ。ということは、ジンバブエという国の中に、表に出て来なくても不満やストレスが深く静かに沈殿してて、迷信じみた儀式でもすがりたいって人が増えてるのかも。
日本でパワースポットが流行ったのも、そういう背景があるはずだし。より迷信深い地域であれば、精子を奪うような人も出てきても納得だよなぁ。
怖いけど、背景を想像すると、根本的な解決は難しそうだよねぇ。