他の動物と違って人の特徴として、発情期がなくて年がら年中生殖可能という話があるけど、発情期はなくても精子の旬はあるみたい。そして、そのために秋生まれが多い理由にもなるみたい。
で、今回の研究で分かったのは、精子は冬から初春のあいだが最も健康的ということ。だから、この時期に受精する可能性が高くて、その結果、秋に生まれる子供が増えるということみたい。
秋生まれって人口統計的に分かるほど多かったんだ? そのうち調べてみよっと。
今回のことで分かるのは、やっぱり人も動物だなぁってこと。
冬から初春のあいだに受精すれば、春から秋にかけての食糧事情が一番良い時期に母体の中で子供は成長できるわけだから、生存可能性が高くなるってことなんだろうね。逆に冬のような食糧事情が悪い時期に育つ子供は、母体の栄養不良もあるだろうから死産の可能性も高くなるだろうから、遺伝子が残らないというのもあるはず。
そんな淘汰の結果、冬から初春にかけて健康な精子が残り、今に至るってことなのかも。
今回は精子の旬という側面で研究結果だったけど、それを受け入れる母体側も、冬から初春の方が妊娠しやすいという可能性もありそうだよね。