2007年12月28日

大阪の89歳女性、29病院に救急受け入れを断られ死亡

YOMIURI ONLINE(記事リンク)

 秋には妊婦の救急搬送拒否による死亡事件があった奈良に続いて、今度は大阪で89歳の老婦人の救急搬送拒否が続いた末に死亡するという事件が起こったようだ。今度は、29病院で受け入れ拒否され、2時間後に市外で受け入れを得た病院で、出血性ショックで死亡だったそうだ。

 出血性ショックということは、内蔵疾患とかだったのかもしれないね。

 このあいだの妊婦の死亡事件の裏には、飛び込み出産というリスクの高い出産が原因による医療訴訟の対象になることを敬遠する現場の実情と、同時に定期検診もしてないない非常識な妊婦や、飛び込み出産の後に出産費も払わずに逃げたり、最悪な場合は子供を置いて逃げる妊婦もいるというトンでもない状態があるみたいだ。

 でもって、今回の老婦人の死亡事故の裏にも、やはり同じような構造的な問題がありそうだし。例えば、老人介護保険制度が病院として経営が成立しない内容なので、入院から寝たきりになりそうな患者は受け入れたくないとか、救急病院だからこそベッドを開けておきたいのに、介護施設が足りないとかで寝たきり老人の転院が難しいという問題があるのかもしれない。

 まあ、そんな理由があるからと言って、拒否が良いという話にはならないんだけどね。むしろ、社会構造的にどうにかする必要があって、これって政治の問題という気もしないでも。政治家が優秀であり、官僚がさらに優秀である必要があって、国民がそれを監視し、意見を出していかないと、ますます悪くなるのかも。

 とりあえず今回は、「かかりつけ以外の患者は診られない」なんていう救急病院があったそうなので、そういうところはさっさと救急指定取り下げろと言いたいなぁ。
posted by 久遠 at 23:07 | Comment(1) | TrackBack(1) | 治安/救助/救急
この記事へのコメント
救急医療の現実を扱った動画があります。

NEWS ZERO「救急崩壊」1日目
患者を断らざるを得ない「受け入れ不能」の実態。
http://www.youtube.com/watch?v=Bua7R0bQioo

NEWS ZERO「救急崩壊」2日目
経営不振で「2次救急」が次々と撤退、「2次救急」レベルの患者が「3次救急」へ…。
http://www.youtube.com/watch?v=sQ7ufv7bfzM

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(1/2)
夜間救急に多数の患者が押し寄せパンク状態、その多くが、救急医療が不要な「軽症患者」。
http://www.youtube.com/watch?v=akEbC5khXKE

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(2/2)
「私たちの病院を守ろう」と立ち上がった市民。
http://www.youtube.com/watch?v=8VQlgK3UgQQ

上の動画を元に記事を立てました。
よろしかったら読んでみて下さい。
http://punigo.jugem.jp/?eid=453
Posted by 都筑てんが at 2008年07月07日 03:00
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医師は「魔法使い」じゃない。
Excerpt: ■「拒否」ではなくて「不可」「不能」では…。 <救急搬送拒否>交通事故の79歳女性死亡 福島(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/h..
Weblog: ぷにっと囲碁!なブログ 〜囲碁とほっぺたが大好きな人の日々のつぶやき。〜
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