ITmedia(記事リンク) スクウェア・エニックスグループのスマイルラボと、Niftyが提供している仮想空間サービスNicotto Town(ニコッとタウン)が、9月5日に30万人を突破したんだそうだ。9月19日が正式スタートだったそうだから、だいたい1年でこの人数ってことか。すごい伸び率。
同時に、日本人にとっての仮想空間は、Nicotto Townのようなデフォルメされたものが、人気だという証明がされたのかもしれないね。あれだけ大騒ぎしたSecond Lifeが、今の状況ということもあるわけだし。
ただ、このNicotto Townのサービスを正確に分析すると、別のところも見えてくると思うんだよね。例えば、仮想空間サービスとは言っているけど、2Dのイラストちっくなアバターの着替えは、仮想空間サービスというよりもWEBサービスのイラストでしかない使い方という気もするし、チャットにしてもWEBサービスのチャットと同じだし、ブログに至っては多数あるブログポータルと同じ。ゲームというのも、Flashゲームだから、別に仮想空間サービスとは別物だし。
そう考えていくと、Nicotto Townは、仮想空間サービスと言っても、Second Lifeのような仮想空間とは違って、インターネットが匿名世界だみたいな言い方をするように、自分の身代わりとなるアバターと称する着せ替え人形があるので仮想空間だと言っているだけの2D仮想空間インターネットサービスでしかないとも言えはず。
Second Lifeが目指している現実空間を出来るだけシミュレートしつつも超現実的なことも出来るから仮想空間という概念とは、まったく別物ってことだよねぇ。でも、それが日本人にとって良いというのではあれば、ビジネスとしては正解なわけだから、Nicotto Townは凄いかも。
そしてSecond Lifeに近づけることにしたMeet-meは、CMなんかもしてたけど、失敗していると見られてしまっても仕方ないかもしれないね。